今回の講師は星稜高校OB 筒井昭好さんです

星稜高校が実施する土曜特別講座の一貫である「キャリア教育プログラム」
今回は金沢市立西南部中学校 教諭の筒井昭好さんが講師です。

自身が星稜高校に在学中の思い出話から始まった今回の講話では、星稜高校の「良いところ」として『スポーツが強い』というお話から全国の人達が知っていて皆が進学を憧れる他の学校とは違う特異な学校である事に触れ、今まで卒業したスポーツ分野で活躍する著名人達が今もなお愛され憧れ続けられる根本には、星稜高校の建学の精神の表れであるという事を仰っていました。
筒井さんご自身もスポーツが趣味であることから、昔から今もスポーツの指導者としても活躍されており、ご自身の経験と人生から、スポーツ指導において大切にされている「忍耐」「勤勉」「自己犠牲」「礼」の大切さを星稜高校在学中に教えてもらい現在も活かされている事をお話し頂きました。
また、来年開催される東京オリンピックで出場が内定している川井姉妹が星稜高校へ練習に来ていた秘話も話され、星稜高校が川井姉妹の活躍にも繋がっていたという事も分かりました。ご自身もJOCの強化スタッフにもなっており、川井姉妹と筒井さんのご活躍が期待されます。

スポーツでも常に学び続ける事を大切にされる筒井さんですが、ご自身が勤める金沢市立西南部中学校での、子供達が学びを率先して行う全国でも珍しい取り組み付いてもお話し頂きました。
「公立中学校の挑戦！」と題し、今までの与えられてただひたすら目的をもたずに行う宿題や定期テストを廃止し、勉強の自主性を子供達に身につけさせる「KLP」という取り組みをご紹介頂きました。「勉強は自分のため」にするという観点から、自分で勉強する計画を立てるP（プランニング）ノートの活用など、子供が主体になり自主性と好奇心を伸ばす事の大切さをお話されていました。

最後に「人間は、誰かを幸福にするためにこの世に生まれた」というお言葉から、ご自身がスポーツの指導者と学校教育者であり続けるために勤勉を絶やさないこと、自分が人のために学び続ける事が大切で、自分も人も豊かにしていくというお言葉で締めくくられました。